どんな技術を勉強してもどうしても全力を傾けられないのは、 結局自分の中で納得がいっていないからではないか。

中学生の頃、HB-F1mkIIを買う前に、自分の頭の中、というか 心の中に思い描いていた「パソコン」とは一体何だったのだろうか。 今までMSX, X68kをはじめWindows PCやUNIXマシン、スマートフォンや タブレット、WonderWitchなども触ってきたが、たぶんどれも自分が 理想として思い描いていたものとは違う。

おそらく本来であればハードウェア、OS、開発言語などすべてが 融合して理想形となるため、一生かかっても全部は作りきれないかも しれないが、せめて設計図か、そのドラフトだけでも残すことが できないか。

40代に入ってしばらく経ち、物理的な時間で考えても人生の半分以上は 過ぎたかなというところで、さらにこれから体感での時間経過が速まったり、 頭も体も衰えていくであろうことを考えると、残された猶予はそんなに 多くないだろうと思った。

もちろんそんなことは頭では分かっていたが、「一番やりたいことを 即座に始めないと間に合わなくなる」と感じてすぐに行動するところまで 行っていないと、本当に分かっていたことにはならないと思う。 (今も、分かったと錯覚しているだけかもしれないが)

どっちみちAIやロボットの普及で、通り一遍のことしかできない人の 市場価値なんてどんどん下がっていくと言われているのだから、 「何でもいいから仕事を見つけて…」なんてやっていたら、それこそ ジリ貧になって将来がなくなってしまうだろう。そうなるぐらいなら、 どこまでできるか分からないけど、自分が全力を注ぎ込めると 思うものをやってみたほうが、生存戦略としてもマシだと思う。 それでも駄目なら諦めるしかないだろう。

この国の惨状に危機を感じて、できる限り早く逃げ出さないとと 思っていて、それは今でも変わらないが、結局自分に 「社会他者(?)から見ての」 存在価値がなければどこへ行ってもやっていけないだろうから、 それをアピールするためにも、自分が一番能力を発揮できることを やるほうがいいと思った。間に合うかは分からないが。

ただ、目覚ましい成果みたいなものは出るかどうかも分からないし、 出るとしてもそんなすぐにという訳にはいかないから、途中だろうが ぐちゃぐちゃだろうが経過をどんどん出していくしかないと思う。 私は過去、WonderWitch向けのサウンドドライバを作ったとき、 「ドレミファソラシド」をこの順番に鳴らすことしかできない (=任意の曲データを読み込むことすらできない)ものを 「アルファ版」と称してリリースした(実際にはアルファどころか 実験レベル) (確認したら初版はαではなくβ01だった。つまり実験レベルのものを ベータ版と称していた)ことがある人なので、その点は大丈夫だと思う。

こういうWebサイトなんかも、Static site generatorを使った環境を ちゃんと整備し直して…(以前使ってたRoteがもう古すぎるので)とか 悠長にやっていたが、そんなことにこだわっている暇があったら HTMLを手書きでいいから早く公開していかなければ、という気に やっとなった。

旧コンテンツ(Molecule Factorial)(最終更新:2011年頃)